第16回日本母性看護学会学術集会

学術集会長ご挨拶

第16回日本母性看護学会学術集会
学術集会長 遠藤 俊子
(京都橘大学 看護学部教授)

第16回日本母性看護学会学術集会を、京都山科の地で開催させていただくことになりました。水無月(6月)末は、1年の丁度折り返し地点にあり、京都ではこの半年の罪や穢れを祓い、残り半年の無病息災を願う「夏越の祓(なごしのはらえ)」といわれる神事が行われます。

日本母性看護学会の目的は、母性看護学の進歩発展を図り、母子および女性の健康と家族の福祉に貢献することにあります。広く国民のニーズや母子保健領域における政策として現在、国民総運動として2001 年より開始した「健やか親子21」の最終年度になろうとしています。この運動は、日本の母子や家族の抱える課題に取り組み、中間評価をしながら達成していこうとするものであり、母性看護学の課題と大きくオーバーラップします。最終評価年度にどのように評価され、今後を展開するのか大きな関心と関与を願うものであります。

そこで、本学術集会のテーマを『周産期看護と健やか親子21』といたしました。日々の看護実践や研究活動でのエビデンスを構築すること、エビデンスに基づいた看護実践を行うことは、誰しもが願うことでありながら、容易でないことも事実です。今まさに、学会がその役割を果たしていくことが求められています。

今学術集会では、母子や女性、家族を中心にすえ政策的な動きを意識した特別講演、シンポジウム、教育講演と研究発表を組み立てました。

学術集会は、その知見を交し合う交流の場であります。1 日限りの開催ですが、山科の地で楽しく、同課題をもつ研究者や実践者の交流ができる機会となることを祈念しております。

京都で夏越の祓をしてリカバーし、明日からの教育・研究・実践活動の一助にしていただければ幸いです。

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開催会場

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〒607-8175
京都市山科区大宅山田町34
TEL / FAX:075-574-4247
E-mail:
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